『弄る(なぶる)1』熱気をはらんだ空気が膨張して、部屋をゆがませている。
そこにいるのは、二人の人間だった。
ひとりは、椅子に腰掛けた男。
もうひとりは、男の前に立ち、スカートの中を探られている女。
男は私、女は美智子という豊満な肉体をした人妻である。
後ろ手にからめとった肉体を、じわりじわりと凌辱することに私は夢中だった。
太腿をなで上げるたびに彼女が発する媚び濡れた声を耳にして、私は男の欲望をたぎらせていく。
「あっ! ああっ・・・」
切れ切れに響く美智子の声は、哀切な情感をこめて奏でられる弦楽器の旋律のようでもある。
だがしかし、その音色はどこか悦びにも似た艶を帯びてしまっていた。
内股をまさぐっていた両手を一旦引き抜いてから、両脚の裏側へと回す。それから、太腿を引き寄せるた。座っている私の膝の間に、美智子の身体をはさみこむためだ。
太腿の裏側で手を上下に動かしながら、屈辱に耐えている彼女の顔をジッと見つめた。
上体を強張らせ、アゴをいくらか上げて、唇をギュッと噛みしめた表情が痛々しい。
どうか・・・もっと、虐めてください・・・
淫らなことを、お好きなだけしてください・・・
美智子の表情は、それを雄弁に物語っているように私には見えた。
もちろん、それは身勝手な解釈にすぎない。実際には、胸が引き裂かれてしまうような羞恥心を、必死になって堪え続けていただけかもしれない。大きな乳房を目の前でふるふる揺らしながら。
太腿をなでていた手を後ろへとずらす。
そこには、さらに豊な肉量をもった二つの丘があった。
「ううっ・・・」
私の太い指が尻の肉を鷲づかみにした瞬間に、美智子はくぐもった声を喉の奥からもらした。
だが、美智子の身体は抵抗を示さなくなっている。
ジワジワと真綿で首を絞めるような急所を外した愛撫に、彼女の身体が感応している確信が、私にはあった。彼女は、さらに淫らな快感を求めはじめてしまっているに違いない。
ヤワヤワとみぃの尻肉を揉みこんでいく。
下着からこぼれ出した楕円の肉を、下から手で支えるようにして、円を描くように手を動かす。
丸く柔らかい肉だった。
しばらく、尻の柔らかさを確かめるように触っていたのだが、私は唐突に力をこめて、グイっと尻肉を左右に割った。
「ああっ!」
その瞬間に美智子の喉を震わせた声は、小さな音量とはいえ、明らに悲鳴だった。
優しくおだやかな愛撫の後で、いきなり尻の肉を割られた驚きと屈辱感。
いや、それよりも尻を割り開かれることで、女の急所に快感の信号が伝わってしまったのかもしれない。
私のズボンを突き上げている怒張もまた、美智子の悲鳴に悦びを見出して、ビクンビクンと撥ね上がる。
尻肉を左右に裂いたと同時に、私の手によってしたたかに割られているであろう隠れた媚肉を、私は想った。
その場所に猛ったモノを突き入れて精を放つまでは、この凌辱はやめられない。
だが、その前に、たっぷりと愉しませてもらいたい部分があると私は思った。まだ焦ってはいけない。
そう、それは豊満すぎる乳房である。
(つづく)
※体験を基に描いていますが、一部フィクションが含まれています。
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やがて。その雌の滋養となると
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