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妄想と欲望のはざまで14

『陥穽(かんせい)4』

陥穽04

みぃの身体は私の腕の中ですっかり力を失って、しなだれかかっている。手を放してしまえば、その場に崩れてしまうのではないかと心配になるほどだ。

彼女の唇をさらに荒々しくむさぼりながら、その後の成り行きを頭の片隅で計算する余裕さえ私には生まれていた。

もちろん、手錠を外してやったりはしない。
キスをするためだけに、手の込んだやり方で、手錠を施す人間などいないだろう。
美智子の身体に、私たちの今後の関係を決定するであろう「ある種の刻印」を残す。そのための手錠である。

唇を離して、美智子の前へと回りこむ。
そして、さっきまで彼女が座っていた椅子に腰を下ろした。

脚002

彼女は放心して、虚ろな瞳を宙に這わせている。
まるで夢見心地な少女のように、うっとりとした表情を見せて、甘い吐息を部屋の熱気の中にすーっと漂わせる。
上気した真っ赤な頬が、彼女の面立ちをさらに幼く見せていた。

そんな童顔を見あげながら、私は彼女の腰に手をかけて、そばに引き寄せた。よろけるように、彼女が数歩前に進む。

私の眼前に立ち尽くしているのは、私が久しく恋焦がれてきた女性だった。彼女は人妻で、私にも家庭がある。
私たちは予め禁じられた関係と知りながらも、互いに惹かれあい、秘めやかな恋を育んできた。

だからこそ、今こうして、現実に彼女が同じ部屋にいる光景が不思議だった。彼女はまるでお人形さんのようだ。
そう、私の玩具となるべく現れた可愛いお人形さんである。

どこから手を付けたら良いものか迷ってしまうほどに、その肉体は魅力にあふれている。
着衣を盛り上げるふくよかな胸の感触を試そうか。
それとも、長い丈のスカートの中にひそんだ脚の付け根に、いきなり手を挿しこんでやろうか。

脚003

そんな想いをめぐらせている時間ほど、官能的なものはないだろう。おそらくは美智子にとっても、たまらない時間の隙間だったのではないか。

「これからぼくが、あなたのどこ触れるのか当ててみてください」
高ぶる気持ちをなだめながら、美智子の表情を見つめる。

その言葉の意味が理解できなかったのか、茫然として耳に届いていないのか、あるいは口づけの余韻に浸っているだけなのか、彼女は黙って立ち尽くしている。

「では二択にしましょう。今からあなたの身体を触ります」
子供にでも聞かせるように、わざとゆっくりと喋った。
「胸でしょうか、それともスカートの中でしょうか?」

今度は伝わったようだった。
彼女は即座に、首を横に振る。「わからない」なのか「触らないで」なのか、判断できなかった。しかし、彼女の答を期待して発した質問ではない。私自身の愉しみを先延ばしにしてでも、美智子を辱めたかっただけだ。

「では、答えです」
私は、視線を外さないようにしながら、両手でスカートの裾を持ち上げた。

彼女はビクンと腰を引いた。だが、両手は後ろでからめとられている。私の手を押し止めるすべもなく、ただ羞恥で紅く染まった顔をそむけるしかない。

脚の付け根のすぐ下までスカートをたくし上げてから、私は視線をゆっくりと下ろしていく。
覆い隠されていた美智子の素脚は、すらりと伸びて長い。長いだけに細く見えるのだが、太腿はたっぷりとした量感を示して、肉感的な充実をみなぎらせている。

しかも、肌のきめが細やかで、しっとりと潤い、体毛はほとんど見当たらない。もちろん、後に判明する秘められたある部分をのぞいてではあったが・・・

脚004

「ほう。これはこれは・・・きれいな脚ですね」
私は太腿に軽く手をあてがった。
「はっ!」
その手が触れるか触れなないかという瞬間に、美智子はまたしても驚いたように身体をのけ反らせてビクンと反応する。あまりにも感じやすい肉体なのだ。

「これは、たまらないな・・・」
しっとりと汗ばみ、指に吸いついてくる肌の感触を愉しみながら、サワサワと太腿の外側に手を這わせた。
それと同時に、顔を上げて、美智子の表情をうかがう。

彼女は、しっかりとまぶたを閉じ合わせ、唇を固く結んで、私のイタズラに耐えている。
その切ないまでに耐え忍ぶ表情が、私の欲望をさらにかき立ててしまうとは、彼女は知るよしもなかったことだろう。

(つづく)

※体験を基に描いていますが、一部フィクションが含まれています。
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終わりを。
智さま。みぃさま。

どこで終わりにするかは
始めるよりムズカシイかもしれない。
これは。人生と同じ。

仕事も男と女も。すべて。
ケジメを付けて清く終わることは
至難の業と想います。

政治家も。研究者も。
最近は目立って変なケジメを付ける。
そうそう。私もどこで終わらせましょうか?


では。。
[ 2014/04/11 09:36 ] [ 編集 ]
申し訳ありません。
智 様

文字化けしてます〜;^_^A
すみません。私です。

削除していただいて構いません。
お手数をお掛け致します。

なほこ
[ 2014/04/11 15:44 ] [ 編集 ]
Ken様 なほこ様
Ken様

せっかくコメントいただいたのですが、
「終わりを。」というタイトルに対し
どのようにお返事してよいものか^^;
申し訳ありませんが、今回はノーコメント
で失礼をいたします。すいません。


なほこ様

せっかくコメントいただいたのに、
文字化け、エンコードで直りませんでした。
ご要望の通り、コメント削除いたしました。
どうか懲りずに、またよろしくお願いします。
[ 2014/04/11 18:05 ] [ 編集 ]
お手数をお掛けしました。
智 様

こんばんは
コメント削除をありがとうございました。
改めて…

静かな空間のようで、お二人の緊張がこちらまで伝わってきそうです。
スカートを捲られたみぃ様はさぞ恥ずかしかったでしょうね。
私は自ら捲らなくてはいけなくて、まるで“なほこのストリップショー"です。
捲り上げても、全く下着は見えなくて
自分が思っている以上に捲らないといけません。
先日、その練習をご主人様の前で練習しましだ、顔から火がでました。
何度も何度もやり直しでなかなか上手にできません。( ; ; )
でも、嬉しくなってしまうのですけど。
見てほしくて、ご主人様が悦んでいただけるような下着を選んでしまいます。
なんだか話がズレてしまいました。

前回のエントリーでのお二人の接吻。
とっても色っぽいですね。

ご主人様とお逢いした時、智様とみぃ様のお話がでます。^ ^
なんだか不思議な感じです。

なほこ
[ 2014/04/11 19:06 ] [ 編集 ]
男心 女心
なほこ様

こんばんは^^
文字化け災難でしたね。
リンクをクリックしたら、なほこ様のブログに飛んだので
これは何が何でも解読しなくてはと、色々やってましたw
削除するのは手数でもなんでもございませんから、
お気軽にお申し出くださいね。

「なほこのストリップショー」ですか。
大胆に思い切り脱いで、キャラキャラ笑われたら、
すっごく萎えるわけですよ。男心ってやつは^^;

だから、特訓が必要なくらい、意気地なく、
モジモジと、恥じらい深く、可愛らしく・・・
スカートは捲ってもらいたいものです。

可愛い下着を選ぶ女心は、みぃも同じようです。
「撮影するからエッチな下着でね」と命じたら
「穴あきブラ」を選んでしまう・・・みぃ。
後から虐められるのが解っていても、
私に悦んでもらいたい一心なのでしょう。

なほこ様のブログのほうでも拝見しましたが
主様との会話で、私たちが話題にのぼるようですね。
恐縮しつつ、興味を抱いていただけるのは嬉しいです。
こちらは熟年カップルで、その上15年の交際。
いくらかでも、お二人の参考になれたらと願っております。

ちなみに、接吻の画像は動画からのキャプチャでした。
文字化けのせいとはいえ、二度手間なコメント。
感謝いたします。ありがとうございました。
[ 2014/04/12 04:59 ] [ 編集 ]
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