『凌辱2』「おやおや、どうしてこんなに湿っているの?」
ほのかに温かい太腿の間で、小さな三角形の布地が粘液を滲ませていた。ジョプジョプと音がでてしまいそうなくらいに、淫らな濡れ方だった。
新たな羞恥心に見舞われて、美智子は再び身をよじり、私の手から逃れようと試みる。
しかし、指にグイッと力を加えるだけで、彼女の全身から力が抜けていく。あまりにも非力で、性感にもろい身体だった。
悦びすぎる女の身体は、男を悦ばせすぎるのを、彼女は知っているのだろうか。清楚な佇まいとは裏腹に、淫乱の素養と、マゾの素質を持ち合わせている自分を、理解しているだろうか。
「どうして濡らしているのか訊いているんです。答えて」
「し、知りません・・・」
「自分のことじゃない。気持ち良くなっていたの?」
「ち、違います・・・」
「じゃあどうして、こんなにパンツを濡らしてるのでしょうね?」
「・・・」
何も答えられなくなった彼女は、恥辱の表情を浮かべるばかりだ。私は増長して、下着の上から指を食いこませる。
すると、ぐっしょりと濡れた布地が、女の淫裂に淫らにめりこんでしまう。
「あっ・・・あくっ・・・」
美智子が喉を引き絞って短く喘いだ。
「濡れやすいんですね」
まるで医者が病気を告知するような冷静な口調で嘲る。
「一体、どこからこんなに溢れてくるのかな」
失禁でもしたのかと思うくらいに、布地が淫汁を吸いこんでいる。脱がせたら、ずっしりと重みを感じるのではないか。
私の愛撫に彼女が感じていたことは、これで十分すぎるほど証明されたことになる。それも並大抵の感じ方ではない。手錠のようなギミックを用いて、芝居がかった演出をしたのも、これで報われたというものだ。
私は濡れた下着の感触を愉しみながら、指を小刻みに振わせて敏感な部分を探した。
「うっ・・・うううぅぅぅ・・・」
食いこみにそって指を動かすたびに、若妻は辛そうな喘ぎを喉で押し殺す。
相貌から首筋にまで赤みが拡がって、白ぬめの肌が桜色の斑紋を浮かび上がらせる。恥じらいの色なのか、快感の色なのか。おそらく、そのどちらもだろう。
「あ、いいものを見つけた」
私は道端のドングリでも拾いあげるようにして、指を小躍りさせた。
めりこんだ縦スジの頂点が、こんもりと膨らんでいる。ぷっくりと尖り勃ち、布地を押し上げている肉豆だった。
「うっ!」
小さくうめいてから、彼女は背をきゅんとそらせる。
清楚な奥様の下腹部に刺激を加えたら、どのように乱れるものかと、私の好奇心は加速していく。そんな私の子供じみた戯れをよそに、美智子の身体は卑猥な疼きをこみあげさせ、淫ら汁を垂れ流し続けている。
「もう、もう・・・」
美智子が声を震わせて哀願してくる。
両の腕を身体の下に敷いて、しびれてきたころかもしれない。
「なに? もう我慢できないのかな?」
私は彼女の答えを待つ気などなかった。
硬くしこった乳首を舌先で転がしながら、膨らんだクリトリスを指先で潰すように押しこむ。
「はあっ!」
快感が与えられる度に、とぎれとぎれの破裂音が美智子の喉を震わせる。
「乳首もこんなだし・・・」
「あっ!」
「クリも・・・」
「あっ・・・」
「こんなになって!」
「ああああああああっ・・・」
次の瞬間、濡れ下着の中に素早く手を侵入させた。
美智子はとっさに、脚をきつく閉じて身構える。
けれど一瞬早く、私の指が陰核に触れていた。
「はあんんっ!」
下着の上から嬲られ続けた悦びの突起は、十分に焦らされたためなのか、小豆ほどの大きさに膨張している。
「はあああああぁぁぁ!」
美智子は身体をのけ反らせ、快楽の波を吐息まじりに喉奥からしぼり出した。長く尾を引く、悦びの声だった。
私はゆがんだ加虐の微笑みをたたえて、人妻の表情を仔細に観察し続けていた。
もはや、性人形と化した人妻を。
(つづく)
※体験を基に描いていますが、一部フィクションが含まれています。
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「30させごろ、40しごろ、50ござ掻き」
昔の知恵は大したものと想います。
そんな教訓?があることをフツと想い出しました。
10数年という歳月の賜物かも?