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妄想と欲望のはざまで21

『凌辱1』

凌辱001

豊乳を丸だしにして、好き勝手にいじり回していた。男好きする大きな乳輪が、私の唾液で濡れ光っている。

「だめぇ・・・」
美智子は悦楽の声をまぎらすように、喉をふりしぼって、あらがいの言葉を発する。

しかし、何ら効力を持たぬ抵抗手段だった。
どこかに甘い疼きにしびれてしまった、メスの媚びが匂う声でもあった。

「感じているのでしょう?」
残酷な問いかけに、清楚な人妻は答えることができない。
それどころか快感に流され、ふしだらに声を発してしまいそうな自分と闘っているようだった。

妄想021_01

はやる気持を制して、私は唐突に愛撫をやめた。
鏡に映し出された美智子の顔に安堵が広がる。
だが、その表情に、かすかながら落胆の色がまぎれているのに、私は気づいていた。それは本人でさえ無自覚な「濡れた女の本能」だったのかもしれない。

乱れてしまう前に愛撫が中断されて、心ではホッとしていることだろう。ところが、肉体は相反して、さらなる快感を求めてやまないのだ。
経験したこともないような淫らな凌辱にさらされて、よがり泣き、悶え狂うほどの恍惚を味わいたいと。

「さあ、座って」
肩に手をそえて、ベッドに座らせる。
後ろ手に手錠された美智子は、グラグラと身体が揺れて危うくひっくり返ってしまいそうになった。

「大丈夫?」
瞳を見つめ、優しく語りかける。
彼女は、すがるように私を見返してくる。
手錠を外して欲しいのだろうか。それとも、もっと愛撫を続けて欲しいのだろうか。

私はわざと視線を外して、煙草に火をともす。
心は急いていても、時間には余裕があった。深く煙を吸いこみ、ゆっくりと吐きだす。

妄想021_02

煮え立つような空気の底で、私たちは押し黙った。
ゆらゆらと螺旋(らせん)を描きながら、紫煙が立ちのぼっていく。煙の膜が二人の火照った身体を取り巻くと、まるで夢の中で戯れているかのような錯覚をおぼえる。

私は作りつけのテーブルに腰をもたせかけ、無言で煙草をくゆらせた。
丸出しになった豊かな乳房を見つめながらだ。
彼女は羞恥の源を覆い隠すことさえできず、ただ座っている。私の視姦に居たたまれぬはずなのに、じっと耐えているしかないのだ。

「喉が渇いたでしょう」
そう言ってから、ジャスミンティーの入ったグラスを手にして、美智子の唇の前に差しだす。
「さあ飲んで」
促されて、彼女はグラスに口をつけた。

こくん、こくんと可愛らしく喉が鳴る。それさえ恥ずかしいとでも言うのか、音を立てないよう、少しずつ嚥下(えんか)していく。
私は手ずから飲み物を与えるという、まるで神のごとき所業に満足をおぼえながら、喉の動きに併せてグラスを傾けた。

ペニスを口に含ませ、たっぷりと精液を流しこんだら、やはりこんなふうに、こくんこくんと喉を鳴らすのだろうか。
そんな想像だけで、私は上機嫌だった。

彼女が残したジャスミンティーを、同じグラスから飲む。室温でぬるくなった花茶が強く香った。
ふと、その香りが、美智子の性器から立ちのぼる芳香のように思えてくる。そのとたん、たまらない衝動が、下腹部に満ちてきて、私は煙草の火を乱暴にもみ消した。

妄想021_03

「休憩時間は終わりです」
すっと立ち上がるやいなや、美智子の肩を軽く突く。
その力は、お尻だけでバランスを保って座っている彼女を、押し倒すのに十分すぎるものだった。

「ああっ!」
美智子は喉の奥から短い悲鳴を上げてのけ反り、ベッドに上体を跳ね返らせた。
あお向けになった彼女の上に、すぐさま覆いかぶさっていく。

「ここが・・・もう限界なんじゃない?」
若妻の下腹部へと手を伸ばす。
「あっ! あああっ!」
巧みにスカートをかき分けた私の手は、彼女の脚のつけ根をしっかりと捕えていた。

(つづく)

※体験を基に描いていますが、一部フィクションが含まれています。
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こんばんは
智 様

動画も良いですが、こちらも楽しみなのです。
(前にもお伝えしましたね)

グラスで飲ませていただく、手首が不自由な状態なので仕方がないのでしょうが、さぞ恥ずかしかったのでは??と思います。

身体の中で一番厭らしい部分(セクシー)はどこかと聞かれたら・・唇のような気がします。
[ 2014/05/12 22:57 ] [ 編集 ]
滴り墜ちる。
智さま。みぃさま

以前の写真でみぃさんの乳房から
滴り落ちる雫が映り込んでいたのは。
智さまの。。でしたのですね。

確かに動画も良いが。。
想像力。。妄想を膨らませる。
文面もいいですね。

やはり。確かな表現力があるからでじょう。
[ 2014/05/13 10:22 ] [ 編集 ]
官能を紡ぐ
なほこ様

こんばんは。

ここ数日、ひたすら忙しく過ごしておりました。
身体は疲れてどうしようもないのに、
意識だけ冴えまくり、考え事をしては眠れない
といった日が続いています。

「妄想と欲望」を楽しみにしてくださるのは
ごく一部の方だけですが、本当に嬉しいです。
瞳が感情を映す窓なら、唇は官能を紡ぐ器官。
愛を囁いたり、唇を重ねたり、喘ぎを漏らしたり
時には、互いの性器を愛撫し合ったり。

みぃの唇は下だけ「ぽってり」膨らんでいて
とても可愛らしいと私は思っています。
なほこ様も、主様に手ずからジャスミンティーを
飲ませていただけると良いですね。
もちろん、身動きできない肢体を感じさせられながら。

拍手コメントも、ありがとうございました。
[ 2014/05/13 17:54 ] [ 編集 ]
脳内活劇
Ken様

こんばんは。

私の趣味は40年近く、変わっておりません。
ただ乱読すれども、もはや読書は趣味と呼べず、
本当の意味での趣味は映画とスポーツを観ること。

動画は半ば強要するように、
強いイメージを脳内に直接、植え付けてきますが
文章は映像を喚起させる面白さがございます。

文字の羅列にすぎないのに、
あたかもそこに見えざる世界が出現して、
脳内で活劇が始まる。

私の拙い文章でも、お楽しみくだされば
何よりでございます。
これからも、よろしくお願いいたします。
[ 2014/05/13 17:55 ] [ 編集 ]
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