どこが私に似ているんだ!?
飲み会の写真を見せられたときの、率直な私の感想である。
だが、確かにこの手の男はモテるに違いない。
みぃが夢中になるのも、解らないでもないかと少し思った。
なんでも武闘派としてならしているらしい。
上等じゃないか! 口喧嘩なら負けないぜ!
私は見かけ倒しなんで、暴力反対ですw
両腕を広げサムズ・アップする長身の男の前で、まるで広い胸に抱かれるようにして並ぶ三人の女性。
う~ん、これをハーレムと言わずして何と呼ぶべきか。
その中に、控え目にピース・サインするみぃの姿もある。
欲目と言われようが三人並ぶと圧倒的にみぃが可愛らしいw
にしても、はにかんだ笑顔が、なんとも幸せそうだ。
これはやっぱり、惚れているのだなあと直感した。
飲み会の盛況ぶりを楽しそうに語るみぃ。
上司がいかにカッコいいか、ステキか、部下思いか、なんて話を延々とする。
「ふん、そんな男、どうせ口先だけだよ」
なんて感想を言おうものなら、嫉妬深いケツの穴の細かい男と思われかねないので、私は平然と聞き流す、しかない。
「どうやら・・・女性に対してはSみたいです」
みぃの表情が女のそれへと変貌する。
「へえ、みぃも私はMですアピールしてきた?」
「ん・・・それとなく・・・」
まるで、上司に緊縛され、今から凌辱でも受けるような夢見がちな気分で、そのときのみぃは話していたのかもしれない。
憧れの上司がサディストだと知った彼女の心が、さらに彼に近づいたことだけは容易に想像できた。
結局のところ、みんなで楽しく飲んだと報告を受け、私はホッとする反面、いくらか物足りないような気分でもいた。
少しくらいセクハラを受けたとか、口説かれたとか、唇を強引に奪われたとか・・・
そんな話をどこか心の内で期待していたのかもしれない。
その感情は、同好の士でないとご理解いただけないだろう。
けれど、いつの間にか、私たちの間で上司が話の俎上にのぼることもなくなっていった。
みぃはご家族の入院、ご逝去とめまぐるしい日常を送っていたし、秋には私の家族にも不幸があり、ゆっくりと話をする機会もないまま今年を迎えたのである。
関係が疎遠になりかけた影響が、このブログを生んだといっても過言ではないと思う。
ブログの効用なのか、お互いの日常が平穏さを回復したためなのか、今年になって話をする機会が格段に増えていった。
そんな折、またしても上司登場である。
やはり気の置けない仲間が集っての飲み会。おめかししたみぃが、恋する女の顔で上司と一緒にピースしている写真を、またしても見せられたのである。
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尊敬する上司が何とサディストだったなんて…素敵すぎます。
モチロン、あれこれと妄想してしまいます。100%…。
そして、そんな機会があったら…と思ってしまいます。
でも結局のところ、やっぱりご主人さまに勝るものは無い。
そう思います。
今後のエントリーが楽しみです。
P.S
メールフォームよりメールさせて頂きました。
よろしくお願いします。